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天王寺 時々 New York 「メゾネットのある暮らし」 大阪 マンションリノベーション

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約 4 分
天王寺 時々 New York 「メゾネットのある暮らし」 大阪 マンションリノベーション
Cost8,500,000 坪単価50万 56㎡ ロフト部分含む
Specification床メープル オーダーキッチン オーダーベット
Conceptフルスケルトンからのリノベーション。狭小メゾネットという珍しい物件をどの様に広く見せるかに重きを置く。ガシェット好きのご家族に先進的なデザインを提案し、高さ、光の増幅、梁の存在を消す等のアプローチを図った。

天王寺を通る谷町線から一本入った閑静な住宅街にあるメゾネット型マンションが今回のリノベーション案件。


ここに住むのは夫が某大手塗料メーカーに勤める夫婦と子供一人の3人家族だ。この地域がお気に入りで賃貸から分譲マンションの購入をきっかけに弊社に依頼を受けた。関西でデザインに強いリノベーション会社2社までを絞り最終的にstudiom+を選んだそうだ。リノベーションを依頼にするにあたりこの特殊な制約ある空間を如何に活用するかという点を相談して、難点であった螺旋階段を取り除き、一階にキッチン、寝室と並べた案を提案した弊社に決めた。2階部分を寝室とするよりリビングとしての活用のほうが縦の計画に面白さを感じたようだ。  玄関を開けると天窓があり夜になるとルミナベッラのブラケット照明がその代わりとなる。そこはUB,洗面トイレ収納洗濯機置きと水回りのものを配置し、キッチンからの家事同線をスムーズな物ににしている。ミラー扉の向こうは納戸、左のフラットな扉の向こうはユニットバス、洗面トイレがある。 ガシェット好きなご主人の選んだ洗濯機に合わせてラワン材で仕上げた。ラワン材はネイルの空気圧を調整して穴の存在を極力消している。これまでの作品にもみられたstudiom+得意のまるでオーダー家具のように精密に制作されている。 洗濯機の横に冷蔵庫がならびキッチンにつながる。既存のコンクリート壁を利用したキッチンの内部四方はSUSバイブレーション仕上げでLEDライン照明を仕込んでクールなデザインに。使用しないときは猫が侵入しないように真鍮製引き戸が設けられている。   キッチンの素材は珍しい桐の柾目、柔らかい感じながらも洗練された空間を目指すうえでこの真鍮と桐の組み合わせは必須だった。真鍮の扉は昼夜とも暖色の反射光を放出し、空間を明るくそして食卓にならぶ料理の赤を強調させる役割を担う。床の素材であるメープルとも調和する。奥にはキッチン引き戸の枠を利用した棚を配置、棚の素材はガラスで全体的に重く狭さを感じさせないよう配置した。奥に冷蔵庫手前にキッチンという配置。モダンでワイルドなモルタルとアンニュイな桐の柾目と真鍮のギャップがゲストに好評だそうだ。右上にみえるのはFLOSの「STRING LIGHTS」ワイヤーを介して空間を切り取り奥行きを与える照明で、この空間に見事にはまる。


室内から玄関を見る。奥のミラー扉が納戸、奥に濃いめの色をも持ってくることで、空間に奥行きと広がりを持たせる差し色となっている。I型キッチンや天井高、ベランダ開口もあるおかげでかなり明るく広く感じられるが、ここから見える大部分は、以前螺旋階段に占められていた。既存のまま階段を残した計画であればこのような開放的な感覚は得られなかっただろう。


親子三人で食卓を囲むには十分なスペースが得られた。


 タイルが貼られた趣向の変わった寝室には、ワークスペースも設けられ、寝る前に一仕事ができる。実はベットの下にはタイルはなく収納の蓋となっていて、空気穴が取っ手や換気の役割を担い、かなりの量の収納を可能にした。他にもベット手前に使い勝手の良い引き出しを設けている。既存のコンクリート壁にラワン材でヘッドボードを制作し、上部を間接照明にすることで夜間の演出とした。


 ブラックのテーブル、マットな白のコットンシーツとグレーのタイルの艶の組み合わせが面白い。ヘッドボードのラワンはオスモチェリー2回塗りで塗ることよりも吹き上げることに時間を割いてムラのない施工を心掛けている。


 2階から寝室を見る。このような感じの「絵」が見られるのはこの空間の資産だと感じられる。螺旋階段の代わりになるミニマムな階段制作は時間が掛かった。この対角線上で揺れがなく安全に感じられる最大公約数を求めたからだ。三角形のササラを入れない形で強度を何度も試し、この空間のポイントである高さ方向に視覚的に邪魔にならないデザインで納めることに成功した。階段の取っ手はスチール丸鋼、2階部分手摺はSUSヘアラインフラットバーで仕上げ。高さを強調し且つこの家アイコンとなった幾何学的に並ぶ2つのひし形のデザインは、左の大きな梁の存在を和らげるところからの着想だが、水平方行にある床の存在を隠し下の緩やかな傾斜で真鍮ひし形に繋げることで意匠的な解決となっている。2階のひし形壁の奥は収納で前面にTVを配置し間仕切り的な役割を担い、1階天井にはダウンライトの配線や器具の懐として有効に使われた。


それは大阪の天王寺にありながらまるでNEWYORKを感じられるデザイン性の高いリノベーションとなったように思う。










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