STAFF
STUDIOM+ Masato fujii
1-14-15Awaza Nisi-ku Osaka 550-0011 Japan
Tel:+81665859898 Mail:info@studiomplus.co.jp
Creative director/renovation researcher
Business content:renovation design/Interior design/Furnitur design
About
株式会社STUDIOM+藤井マサト 設立2005 業務内容 リノベーション・インテリア・オリジナル家具 クリエイティブディレクター・リノベーション研究家
藤井マサト/STUDIOM+
- 1974年1月25日生まれ 藤井マサト
福岡県出身 関門海峡の見える贅沢な環境で育ち、父が経営していた建設会社の家具工場で別注家具製作のバイトをしたりしていました。
- 大阪芸術大学芸術学部建築学科
芸術系の大学に憧れ、ここで造形に興味を持ち・ミース・ファン・デル・ローエのLess is more・God is in the detailは今でも念頭に置きながらデザインしています。
- 株式会社元家(店舗設計施工)
世界的に著名な空間デザイナーの元、阪急百貨店、大丸等でアルマーニやフランスの子供服メーカープチバトーなど海外ハイブランドの施工管理に携わり、現在のデザイン業務に大きな影響を受けました。(その他:プラダ、miumiu、ポールスミス、ライトオン 飲食店:そじ坊、甘太郎、RF1、串カツ知留久 カプリチョーザ 阪急各店、などなど)
- 株式会社IQを出資金30万で設立
(リフォーム、リノベーション事業、商業店舗設計施工、飲食業、経営コンサルティング業)独立の傍ら、自身がオーナーのカフェ『カフェ&バー橋本亭』を大阪箕面滝道にオープン、飲食業やコンサルティング業にも携わり、デザインでは満尾氏に従事、大変お世話になりました。
- 株式会社studio m+に名称変更し資本金500万に増額
事務所を江戸堀から阿波座に移転し社名を新たにしました。
人生に影響を与えた書 | ・坂口安吾-堕落論 ・ダニエルピンク-ハイコンセプト (坂口安吾は18の時 ダニエルピンクは35歳ぐらいで出会いました) |
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好きな |
・レディオヘッド ・ニルバーナ (学生の頃です。。。) |
趣味 | ・キャンプ・SUP・スノボード ・美食 ・ドライブ ・家族 ・寿司を握る |
好きな |
・エディ・スリマン・ポールハーデン (クラフトマンシップが好きです) |
好きな |
ジャクソンポロック アンドリューワイエス |
使用カメラ | Canon 5D MarkⅡ TS-E17mm→CanonEOSR RF15-35mmLISUSM |
「クリエイティブな大人は生き残った子どもである」アーシュラ・クローバー・ル=グウィン
『育ち』
長男だった僕は、様々な体験をさせてくれる親の影響もあって、とにかく好奇心が強く、興味が湧いてはすぐそれに熱中する癖があった。
その中でも、十代後半に出会った心理学は深く掘り下げて研究した。理解しがたい人の心理をもっと分かりやすく体系化できないものかと、様々な本を読みあさり、後天的な環境が、人格、個性にどのように影響与えたのか知りたくて、僕と関わった人達のこれまでの環境や体験話を熱心にリサーチしたのを覚えている。
僕とって人のルーツを知ることは、個性とは何なのかを教えてくれてある種の安心感をもたらしてくれた。
『経験』
建築の世界に足を入れた僕は、生意気で、何事にも批判的な立場をとることを好んだ。当然、批判も受けるわけで、問題を掘り下げて議論になったりと、なかなか面白い環境だったと思う。それでも成長することもあった。これまでの批判するだけでは飽き足らず、ご丁寧に提案までするようになっていたのだ。超お節介に。どこまで助長するのか自分でもわくわくするくらいに。こうすれば良くなるのに、こうすれば解決するんだよ。こっちのほうがいいんじゃない。なんて風に。提案の根拠は、それまで自分が見てきたものだった。分析しては、なぜ悪いと思うのか、なぜいいと思うのかを考える子供のころからの癖は、自分から溢れる出るクリエティビティの原点だと感じていたからだ。
人は実感したものしか信じない。自分ではとても創造もできない素晴らしい空間や、そのような素敵な環境で仕事する人、生活する人のアグレッシブさに魅了される度、その提案は精度を増していくようだった。議論もするからこそ、次第に収斂され客観性も備わってきたように思う。提案が評価され、そこから生み出されるものが誰かの幸福に繋がれば、僕はとても満足だった。
『変化』
独立後初の仕事、箕面にある古旅館から商業施設へのコンバージョンの仕事だった。 それは国定公園のそばで、真下には川が流れ、秋には紅葉がかさばるような景色を見せる美しい立地だった。30歳になったばかりの僕は、この景観に一瞬にして心を奪われてしまい、突然に飲食店をはじめてしまう。景観以外に何もない場所でのチャレンジだったが、そこでの仕事は人生を満ちたものにするには十分な要素があった。そんな場所でもあいかわらずな性格だったので、接客は難しく、僕は珈琲を美味しく淹れる事に神経を注いだ。無愛想だが人をもてなすのは好きなのだ。最高の珈琲には、豆の鮮度、湯の温度が重要だったりする。粗挽き、中挽き ドリップする湯量等、ストイックに自分の好みを追及した結果かどうかわからないが、リピーター率が増加するにつれ僕の鼻は伸びていくだけだった。
オープンから一年は赤字続きだったが、この環境での仕事は楽しく、いろいろな人との出会いもあり、無愛想な奴だとお叱り受けたり、むしろそこが好きだとか、いろいろなアドバイスをいただきながら、2年目の秋には行列が出来るほどの店になり何とか軌道にのせることができた。
その後、引き込んだ友人にその店を任せ、僕はそこで知り合った方の支援でこの世界に戻るが、そのチャレンジは、環境が仕事に対するモチベーションを上げ、人を繋げる事を実感できた素晴らしいものになった。
環境が人に与える力を体験した僕は、デザインにそれを落とし込むみたいと思った。それは、子供のころから培った癖に光を当が差し込んだ瞬間でもあった。
おかげさまで多忙な毎日だが、僕は今、小さいながらもスパイスの効いた事務所で、最高の音を奏でるスピーカーと、愛する珈琲を飲みながら、クリエイティブな環境が生み出す豊かな未来を信じて、珈琲を一杯一杯丁寧にドリップしていたようにデザインをしている。
株式会社studio m+
デザイナー及び設計
八木和子 一級建築士
- 竹中工務店退職
- 一級建築士事務所・住宅工房設立
- STUDIOM+取締役就任
藤井万理子 宅地建物取引士
・一級建築設計事務所ヘキサ退職
・箕面都市開発株式会社
・STUDIOM+取締役