インダストリアルの宝庫 シンプルに素材を生かした大阪の天王寺にあるカフェリノベーション
Adorn your life to its best!『人生を最高に飾れ!』
studio m+により設計施工された大阪のカフェリノベーションのご紹介です。豆を売るために必要な焙煎器とミル、今回はこの二つのインダストリアルな器具を効果的に演出し、老舗の味を空間でも感じて頂く計画です。もともとクロス張りであった間仕切りを撤去して奥行を作り、そこに合板の柔らかさとスチールからなる器具の相対関係を見せることで空間にメリハリを作っています。
さらにシルバーの焙煎器には黒壁を、ゴールドのミルには木板を配置し、照明からの反射を効果的に利用して、既存のプロダクトを際立たせてみました。この空間で珈琲を味わうお客様が、より豊かで深い体験を感じて頂けることを期待しています。
既存のカウンターを利用したカフェカウンターは天板を切り欠き変えてミルをはめてみた。
元々隠れていた焙煎機を壁内から外へ、意匠としてライティングし店舗のアイコン、そして従業員のモチベーションに繋がる。
細いスチール丸鋼6Φと合板の組み合わせ。下のボックス形状の中はカウンター用の棚下照明となっており作業台を照らす、お客様にまぶしさを与えない。
このカフェには合板で制作されたアイテムがいくつか納品されたが、そのうちの一つがこれ。こちらは合板にタイルを張ったもの、商品の梱包台として使用される。
棚受けもカフェ専用にデザイン。 味気ない既製品のデザインを避けオリジナルでクラフト感が出るようなものを制作。棚はダボ穴で制御するという手間のかかる仕様。
ある大阪天王寺にあるカフェのリノベーション。焙煎気やミルといったインダストリアルなアイテムをシンプルに合板と組み合わせ、ライティングによってポテンシャルを引き出した事例となったように思います。
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