無垢リノベーション

| 価格(万円) | 内容 | |
|---|---|---|
| 解体 | 40 | 床壁天井 廃材処理 |
| 造作 | 250 | 無垢フローリング m+TVカウンター 光りの壁 m+オリジナルキッチン m+オリジナル建具×2 |
| 電気 | 40 | 配線ダクト ダウンライト 間接照明 |
| 住設 | 150 | キッチン設備 UB 洗面 トイレ 給排水 |
| ガラス | 8 | |
| タイル | 15 | |
| 諸経費 | 20 | (駐車代 養生費 運搬搬入費等) |
新建材の登場は、建築業界においてそのコスト面や先見性は評価できますが、やはり本物が持つ、人の感覚に対する影響力には及ばないと感じるリノベーションです。無垢のフローリングを贅沢に使い、シンプルだが存在感のある空間に仕上がりました。オークにステンレスのバイブレーション仕上げの組み合わせが高級感を醸し出し、ピュアなホワイトカラーが引き立て役になっています。
今回のクライアントは大阪北摂地域、吹田市のお客様でご夫婦2人とお子様一人という家族構成。駅から5分という立地でマンションを購入されインターネットで弊社を探して来られた。ご要望は無垢材を使ったリノベーション、明るくナチュラルな雰囲気をご希望で特に廊下の暗い雰囲気を何とかしたいとのことだった。
無垢材を使ったリノベーション

玄関、帰宅するとスポットライトに照らされ明らかにリノベーションされたことが分かる空間は、我が家に帰ってくることでテンションが上がるようだ。床はグレーの磁器タイルデザイン貼り、通路の奥にミラーを貼り奥行きを持たせた。無垢材のオークで作られた間仕切りの裏は、ウォークインクローゼットとなっている。
光の回廊

暗かった廊下に光を通す仕掛け。ツインカーボという中に空気層を持つアクリルの板を使って部屋の明かりを廊下に投下させたものだ。お子様のいる家庭ではなかなか使い難いガラス。だがツインカーボ使うとクリエティブに解決する。奥様は日の光を全面で感じるこの仕掛けに、マンションじゃないような錯覚に陥るらしい。

中廊下は日本の一般的なマンションの形態だがそこに光を取り込むことで暗所の問題を解消し、空間の広がりや抜けを実現した。コスト面でガラスより安く、断熱性能も兼ねたツインカーボをクリアと乳半の2枚重ねで使用し、欲しかった光と質感を手に入れている。ワンポイントのバーとなっている横のラインは床材と同じ無垢素材で扉の取手を紛れ込ませてスッキリとしたデザインに。


グレー系のソファなど中間色の家具を置くとで、バランスのある配色になるようデザインしている。半透明のガラスドアから廊下からの光を取り込むなどをして、昼間は照明がなくても十分な照度を保つ。ナチュラル感を出しすぎないよう、品よくモダンに。



木やスチール、SUSで作られたアイテム。梁を木とミラーで巻き空間に広がりを与え、飾り棚は中にタイルを貼り壁アートの要素を。m+では良く格子を用い るが、これはタモの心材で経年劣化で曲がらない物を使用して いる。扉の額縁はスチール。取っ手は壁の意匠を連続させたものでSUSを入れ込むのに苦労した後が見える(笑)






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