素材が変わるところはSUSで見切る。t=5 SUSHLFB床見切り 大阪リノベ事例
studio m+がデザイン設計施工した大阪のリノベーションから、ちょっとしたテクニックをご紹介させて頂きます。
あなたの住む住宅では床の見切りはどうなっていますか?異素材を突き付けで施工してはいけません。目違いが起きるからです。特に木質系の場合伸縮がある為、画像のようにタイル等との使わせ部分では見切りが必要になってきます
studio m+でよく使われる素材にステンレスがあります。我々の世界ではSUSHLなんていう使い方をします。後ろのHLは模様の意味でHLはヘアライン(髪の毛)という模様の意になります。ほかにもVBや2B,鏡面などがあります。種類も303や304など磁石が付く、つかないとか柔い硬いなどが分かるようになっています。
画像は、部屋の入口で床の素材が変わるところでの使用例です。細くて高級感が有りデザイン的にとても使いやすいのでお勧めです。この例はSUS304HL t=5 800×30FBを使用しています。
一度ご自宅の床はどのように見切られているか確認してください。小さな拘りですが、後から施工するのは難しい部分です。あなたの家を小さな拘りで埋め尽くす。そんな世界も楽しいかも。
『デザインはエンターテインメントなのです。』
玄関の上がり框はステンレスが美しい
SUSは、上がり框や巾木なども相性が抜群。特に玄関ですと雨の日は床が濡れてしまうので木の框だと不利な場合もあります。そんな時はSUSHL、デザイン的にも木だと重くなってしまう場面で画像のようにSUSHLだとクールに決まります。これ事例ではSUSHLt=5が使われています。
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大工手間を省く、見切りでコストダウンを図る方法。
コストが十分にある場合は素材の厚みに合わせて下地材を調整して床レベルを合わせますが、レベル差が許容範囲の場合、材料代と職人の手間代を省くことでリノベのコストダウンが図れます。その場合も画像のようにステンレスの見切りが大活躍。この案件ではSUSFB鏡面のT=5㎜を使用して段差を美しく見せています。
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意匠的にも優れたSUS見切り!
突板化粧板などのジョイントはいろいろな納め方があります。突きつけ、底目地がオーソドックスな納め方ですが画像はSUSHLt=3を900ピッチで縦方向に同素材の見切りとして使われ、横方向には異素材の見切りとして入れた事例です。
コーナー部はSUSL型で見切る
左の柱巻きは、SUSバイブレーションとミラーで巻かれています。その天井と床部分には底目地として、SUSとミラーの部分にはコーナー(角)のおさまりとしてSUSのL型が使用されています。コーナー部の突きつけにカバーとして隠すように使用すると不細工ですのでお気を付けください。(逆に使います)
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